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2026年の敬老の日は9月21日(月・祝)です。この時期になると、あちこちで「敬老の日ギフト特集」を見かけるようになります。
正直に言うと、最初にそういう特集を見たとき、少し複雑な気持ちになりました。「敬老の日を贈られるのは、もう少し先の話だと思っていた」というのが本音です。60代はまだまだ現役で働いている人も多いですし、自分を「敬老」と呼ばれる側に数えられることに、戸惑いを覚える方は少なくないと思います。
とはいえ、子や孫から気持ちを込めて贈ってもらえるのは、素直にうれしいものです。世の中の敬老の日ギフト記事は、そのほとんどが「贈る側」の目線で書かれています。この記事はその逆、実際にもらう側である60代夫婦の立場から、正直な感想をお伝えします。「こういうものは本当にうれしかった」「これは気持ちはありがたいけれど、使いどころに困った」という、もらった人にしか書けない視点を大切にしました。これから贈り物を選ぶ方の参考に、少しでもなればと思います。
もらって嬉しかったもの
ここからは、実際に贈られてうれしかったものを6つ紹介します。「年寄り扱いされている」と感じるものではなく、60代の夫婦が日々の暮らしの中で自然に使えるものを選びました。
消耗品のちょっといいやつ(洗剤・コーヒー豆・お米など)
普段自分では買わない少し良いタオルや洗剤をもらうと、日々の暮らしの中でふとした瞬間に「贅沢だな」と感じられて嬉しかったです。特にコーヒー豆は、来客時にも使えて重宝しました。
贈る側はつい「形に残るもの」を選びがちですが、もらう側の感覚はむしろ逆です。使えばなくなる消耗品だからこそ、気負わずに受け取れて、日々の暮らしの中で自然に「もらってよかった」と思い出せます。いつも使っている洗剤やお米を、少し良いグレードのものにしてもらう。そんなさりげない贈り物が、実は一番長く記憶に残ったりします。
特徴3点
- 「残らない」から気負わずに受け取れる — 形に残る贈り物と違い、使えばなくなるものは置き場所や扱いに気を遣いません。
- 普段の暮らしの中で、何度も贈り主を思い出せる — 特別な日だけでなく、毎日のコーヒーや食卓のたびに気持ちが伝わってきます。
- 好みが分かれにくく、量を調整しやすい — 消耗品は多少好みが違っても使い切れるので、贈る側も選びやすいはずです。
こんな人におすすめ
毎日使うものだからこそ、自分では手が伸びない「ちょっといいもの」を贈られると気兼ねなく使えて嬉しいという人向けです。
お取り寄せグルメ・ちょっと贅沢な食べ物ギフト
自分たちではなかなか奮発して買わない和牛やうなぎが届いたときは、夫婦で「今日は特別な日にしよう」と食卓が華やぎました。冷凍で届くので好きなタイミングで食べられるのも助かりました。
普段の食卓には並ばない、少し贅沢な食べ物は、もらってうれしい定番です。自分ではなかなか手が伸びない価格帯のものを贈ってもらえると、特別な日の楽しみになります。
特徴3点
- 自分では選ばない「少し贅沢」がちょうどいい — 日常の買い物では避けてしまう価格帯のものこそ、贈り物としてもらうと純粋に楽しめます。
- 賞味期限に余裕があると気兼ねなく食べられる — 急いで消費しなくていいものは、贈られた側の負担になりません。
- 夫婦二人で分け合って楽しめる量が扱いやすい — 一人分だけ届くと持て余しますが、二人で分け合える量だと無理なく味わい尽くせます。
こんな人におすすめ
食べることが好きで、自分ではなかなか手を出さない贅沢な食材を楽しみたい人にぴったりです。
お酒・飲み物のギフト
お酒はあまり飲まない分、質の良いお茶をいただいたときは毎日の一杯がちょっとした楽しみになりました。来客時に出せるのも良かったです。
晩酌や、ほっと一息つく時間に使えるお酒や飲み物のギフトも、もらってうれしいものの代表です。自分では買わない銘柄や、少し珍しい一本は、いつもの晩酌を特別なものに変えてくれます。
特徴3点
- いつもの晩酌が特別な時間に変わる — 見慣れた銘柄ではなく、贈られた一本だからこそ味わう楽しみがあります。
- 夫婦それぞれのペースグラスで楽しめる本数だとうれしい — 一人分の量では夫婦のどちらかが遠慮してしまうので、二人分を想定した本数・量だと気兼ねなく楽しめます。
- 名入れやラベルのひと手間が特別感を後押しする — ちょっとした工夫があると、贈り物としての印象がぐっと強くなります。
こんな人におすすめ
お酒を飲まない、または量を控えている人には、日常的に楽しめるお茶や飲み物ギフトの方が実は喜ばれます。
カタログギフト・体験ギフト
何が欲しいか聞かれても答えにくい年齢になってきたので、カタログギフトで好きなものを自分で選べるのはありがたかったです。夫婦で相談しながらページをめくる時間も楽しめました。
「何が欲しいか分からない」と贈る側が悩んだときに選ばれるのがカタログギフトや体験ギフトです。もらう側としても、自分で選べる自由度の高さは、実はかなりありがたいものです。
特徴3点
- 自分のタイミングで、好きなものを選べる — 押しつけがましさがなく、受け取った側のペースで楽しめます。
- 夫婦二人分のコースなら、相談しながら選ぶ時間そのものが楽しい — 一人分だとどちらかが遠慮してしまいますが、二人分あると「これにしようか」と会話が生まれます。
- 食事や体験など、形に残らない贈り物も選択肢に入る — ものが増えすぎるのを気にする世代には、体験型の選択肢がうれしいこともあります。
こんな人におすすめ
贈る側が「何が好きか分からない」と迷う相手には、選ぶ楽しみごと贈れるカタログギフトが無難で喜ばれます。
生活を少し楽しくする家電・キッチンガジェット
夫婦2人分だけ手軽に沸かせる電気ケトルは、大きな家電を買い替えるほどではないけれど地味に助かる存在で、毎日のように活躍しています。
コーヒーメーカーや調理家電など、日々の暮らしを少し便利に、少し楽しくしてくれる家電も好評でした。「介護用品」ではなく、あくまで生活を豊かにする道具としてもらえると、素直に喜べます。
特徴3点
- 毎日の習慣に自然に組み込める — 特別な日だけでなく、普段の生活の中で繰り返し使えるものは満足感が長続きします。
- 夫婦二人分を一度に用意できる容量・台数だと使い勝手がいい — 一人分の容量だと結局どちらかが我慢することになるので、二人分をまかなえるサイズが実用的です。
- 操作がシンプルなものほど長く使い続けられる — 機能が多すぎるより、直感的に使えるもののほうが日常に馴染みます。
こんな人におすすめ
大掛かりな家電より、日々のちょっとした手間を減らしてくれる小さな家電の方が実用的で長く使ってもらえます。
季節を感じる花・観葉植物
生花は枯れると寂しい気持ちになるので、プリザーブドフラワーやお菓子とのセットは長く飾れて気楽にもらえました。
お花や観葉植物のギフトも、部屋に彩りが増えてうれしいものです。食べ物や消耗品とはまた違う、贈られた瞬間から気持ちが華やぐ贈り物です。
特徴3点
- 部屋に置くだけで気持ちが華やぐ — 特別な作業をしなくても、そこにあるだけで日常の雰囲気が変わります。
- 手入れの負担が少ない品種を選ぶと長く楽しめる — 水やりの頻度が少ない植物なら、無理なく長く付き合えます。
- 季節の花なら、届いたタイミングそのものが記念になる — 敬老の日の時期らしい花を選ぶと、贈られた日をより鮮明に覚えていられます。
こんな人におすすめ
お手入れの手間をかけたくない、でも季節の彩りは楽しみたいという人には、水やり不要のプリザーブドフラワーが向いています。
正直、少し困ったもの
ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。贈ってくれた気持ちそのものは、間違いなくうれしいものでした。ただ、正直なところ「使いどころが難しかった」と感じたジャンルもあります。特定の商品やブランドを否定する意図はまったくなく、あくまで傾向としての本音です。
健康・体調を気づかいすぎるグッズ
妹からシックスパッドを、父からは室内用フィットネスバイクをもらったことがあります。健康を気遣ってくれる気持ちはうれしかったのですが、シックスパッドは刺激が気持ち悪くて数回で使わなくなり、フィットネスバイクもすぐに飽きてしまいました。今は物置の隅に置いたままです。
サイズ・好みが合わせにくい服飾雑貨
小さめのバッグやポーチをいただいたこともありますが、普段の持ち物が入りきらず、結局使う機会がないまま仕舞い込んでしまいました。
置き場所に困る大きな置物・装飾品
座椅子をもらったときは長時間座るとお尻が痛くなってしまい、子どもからもらった羽毛布団も肌触りは気持ちよかったのですが、私たちは重みのある布団の方が好みで、あまり使わずじまいでした。
使いこなせない高機能すぎるガジェット
室内用の衣類乾燥機は熱風がうるさく乾くまで時間もかかるので出番が少なく、ビアジョッキもいただいたのですが、私はそれほどビールを飲まないうえ、ぬるくなりにくいステンレスのジョッキの方が好みで、結局あまり活躍しませんでした。
予算の目安
敬老の日ギフトの相場は、一般的に3,000円〜1万円程度と言われています。孫からの贈り物なら3,000円前後、子世帯からなら5,000円〜1万円程度が目安とされることが多いようです。
もらう側の本音を言わせてもらうと、高すぎる贈り物は、実はうれしさと同じくらい気を遣ってしまいます。「こんなに立派なものをもらって、お返しはどうしよう」と考え始めてしまうと、純粋に楽しめる気持ちが少し薄れてしまうこともあります。金額の大きさよりも、「自分たちのことを考えて選んでくれた」という気持ちが伝わるものの方が、結果的に長く心に残るように思います。
夏の帰省や贈り物と言えば、お盆の手土産に悩む方も多いのではないでしょうか。日持ちする和菓子やお取り寄せグルメなど、こちらの記事でまとめて紹介しています。
👉 お盆に持ち帰る土産・帰れない人の贈り物10選|60代が選ぶ手土産とギフト
また、離れて暮らす親御さんへの贈り物としては、防災グッズという選択肢もあります。「何かあったときに困らないように」という気持ちは、敬老の日のようなあらたまった贈り物とはまた違う形で伝わるものです。
👉 防災グッズおすすめ10選|60代夫婦が台風前に揃えた必需品【2026年版】
まとめ
敬老の日ギフトを、もらう側の本音で振り返ってみました。うれしかったものに共通していたのは、「特別な日だけでなく、日常の中で自然に使えるもの」だったように思います。逆に少し困ったものは、気持ちはありがたくても、自分たちの暮らしのペースとうまく噛み合わなかったものでした。
大切なのは、高価さや目新しさよりも、贈る相手の日々の暮らしを想像してみることなのかもしれません。この記事が、今年の敬老の日ギフト選びの、ちょっとした参考になればうれしいです。